2015年4月4日土曜日

新しい年度を迎える花たち



 4月になり、職員たちは、新しい年度の準備をしています。

 そのような中、新しい花たちも顔を出しています。

 前回、花の画像を掲載させていただいたときには、既に咲いていたハナニラ。


 ほんのり青さを帯びているような白い花から「別れの悲しみ」「耐える愛」などの花言葉があるようです。まりあ幼稚園を巣立って行ったお子さまや、もうあまりお目にかかれない保護者の方々、退職した職員たちを思うと、この花言葉はぴったり来ます。

 一方で、花の色形から、「ベツレヘムの星」という異名も持ち、幼子イエスさまをほのめかします。ベツレヘムという小さな町でマリアさまとヨセフさまの愛情に包まれて生まれた幼子イエスさまのように、お子さまたちがたくさんの愛情に包まれるといいな、と思います。

 そして、タンポポもいっぱい咲きはじめました。


 綿毛で恋占いなどをする習慣から来る花言葉は、「愛の神託」「神のお告げ」。天使を通して神さまのお告げを受けたマリアさまも思い起こされます。

 マリアさまは、不安や困難も感じながら、神さまの愛情いっぱいの計画を受け入れることを決意しました。わたしたちも、時には悩みや困難を抱えながらも、愛情いっぱいの歩みをたどることができたら、と思います。

 タンポポと同じように、野の中によく見られるカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)。


 小さな花が仲良く二つ並ぶ様子から、「小さな恋人たち」という花言葉を持ちます。しかし、恋人に限らず、誰かがいつもそばにいて支え、歩んでいることを意識できたらいいな、と思います。

 チューリップも咲きはじめました。
 


 チューリップ全般には、「思いやり」の花言葉があります。お子さまと保護者の皆様がたくさんの思いやりを感じられたらいいな、と思うと共に、職員一同、思いやりに満ちる教育・保育に努めたいと思います。

 やまぶきいろの言葉のように、濃い黄色の花と明るい緑の葉のコントラストが美しいヤマブキ。


 「気品」「崇高」などの花言葉から、より素晴らしいものに憧れ、喜んで生きる歩みができたら、と思います。

 こちらは、コバノミツバツツジの仲間でしょうか。



 10本のおしべの先が、キラキラ銀色に輝いていました。

 山地や高原など厳しい環境にも強いため、「節制」の花言葉を持ちます。お子さまや保護者の方々に難しいことがあっても、愛情いっぱいの支えの中で一歩ずつ前進できたら、と思います。

 小さな青い花をつけるムスカリ。


 「おや?」と思うところに隠れて咲いています。皆さま、見つけられるでしょうか。

 濃く美しい青色から、悲しみや高貴に通じる花言葉を持ちます。「寛大な愛」「明るい未来」、そして「失望」も。

 わたしたちは、素敵な夢、願いを抱くこともあれば、うまくいかずがっかりすることもあります。この花がまりあ幼稚園でこっそり咲くように、すべての思いを神さま、マリアさまが愛情深く包んでくださり、わたしたちもお互いにそれを感じ取って、支え合えたらいいな、と思います。

 束になって花開くセイヨウシャクナゲ。


 高山に生息するので「尊厳」の花言葉を持ちます。

 神さまとみんなにとって、一人ひとり大切な存在であることを、お子さまに精一杯伝えられたらいいな、と思います。

 こちらは、先日退職した職員たちからのプレゼントであるハナモモ!


 プレゼントされたときからつぼみがついていたのですが、かわいらしくも、しっかりとした色の花をすぐに咲かせました。

 花言葉には、「あなたに心を奪われた」というものがあるのですが・・・・・・誰のことでしょう?まりあ幼稚園のことですね(笑)

 他にも、「女性のやわらかさ」「良い気立て」「愛の幸福」「長命」など、素敵な花言葉をたくさん持ちます。

 まりあ幼稚園は、少しずつ変わっていくと思いますが、年月を超えてたくさんの職員が伝えてきた最も大切なあたたかさを、これからも大事にしていきたいと思います。

 そのような中、タケノコが!


 まるで新しくまりあ幼稚園に入るお子さまが、在園児の皆さんと一緒にすくすく育つことを願うかのようです。

 今日は、教会では、復活徹夜際の日。そして、明日は復活祭(イースター)。イエスさまが復活なさったことを特別に記念します。ですから、教会では今晩、闇から光へ移るイメージの荘厳な儀式が行われます。

 皆様に様々な困難があっても、たくさんのあたたかさで支えられるといいな、と願っています。

 そしてサクラ。

 3月末の帰り際、北側の門のそばのサクラの枝の間から、ちょうど月が見えました。そのときは、つぼみだったのに・・・。


 今は満開です!




 しかし、昨日はあたたかいながらも風がとても強く、結構散ってしまいました。

 入園式のときにもまだ少しは残って、お子さまたちをあたたかく迎えてくれると思います。

 職員一同、心からお待ちしております。